朝4時にセットしていた目覚ましが鳴った
今日はAKCスタイルのオビディエンストライアルが開催される
AKCの訓練競技会のルールはJKCと異なり、一つ一つのレベルを
三回終了?しないと次のレベルに上がれない
現在あ~ちゃんは次レベルのOpenにリーチ
デビューが一回遅いおゾイはあと二回
Heeling(脚側行進)で何故だか自信を失いがちで、Attetionを保ったHeelingも苦手
海外インストラクターには身体の構造の問題?とまで言われたあ~ちゃんだが
それらを一つ一つ克服してきたワタシたちとしては挑戦できる機会は逃したくない
通常なら身支度をして出て行くのだが今日はその気になれない。。。?
何故か!? 理由は簡単である。
ここのところの忙しさで全く練習していない・・・
ここのところの忙しさ故ワタシも疲れていた・・・
練習していない上に疲れた身体に鞭打ち、わざわざ高速代とガソリン代を
使って片道三時間も車を走らせる意味はあるのだろうか???????
どうやっていぢゃないか。。。(--;)
そんなことを考えながらグダグタしていたのだが、
「練習してないで出陳したらウチの犬達はどんなことになってしまうのかちら???」
「それよりも、メールで見たRちゃんの子犬に会ってみたい~♪ ぢゃない???」
色んなことがアタマに浮かんでしまった。
グルグルと色んなコトを考えながらワタシは身支度を整え、
胃酸過多気味のあ~ちゃんが嘔吐をしないように、
そして車に乗っても問題の無い、軽くて消化の良い食餌を与えていた。
嗚呼っ。。。バカっ
食餌をあたえたら出発である
駐車場が混んでいたのでいつもよりも遠い駐車場に車を停め、
犬たちとちょっとだけ遊び、クレートを会場の待合室に移し、受付を済ませた。
受付表で確認すると、おゾイがNoviceのトップバッターだった(--)
日本で初のUDタイトルのかかっているKちゃんとママのパフォーマンスを見た
十年前アメリカで初めて見てぶっ飛んで、そして憧れていたUtiltyだ。。。
JKCの訓練競技会も魅力的だが、いつかはUDに挑戦したいと思っていた。
ムキャーっとモチベーションが上がった。(今上がってどうする?)
Utilti。Open。が終了した。いよいよNoviceである。
ウォーミングアップの為、おゾイをクレートから出して連れて行った。
背中であ~ちゃんのかん高い鳴き声を聞いた。
嫌~な予感はしたが行かねばならぬ。許しておくれ。
おゾイのアテンションはまぁまぁ。勝手知ったる場所なので、穿った見方をすれば
余計なことを考えているようにも見えた。が、ここまで来て迷いは禁物である。
だって、練習してないんだも~ん。
AKCスタイルの競技会ではジャッジの口頭の指示により脚側が行われる。
当日コースの発表があり、通常はそれを見て物凄~く緊張する。
でも、今日は緊張のしようもない。
だって、練習してないんだも~ん。。。
おゾイは今回もやってくれた。
あの手この手でウケを狙う。
(またかい!?)と思ったところで修正不可能。続行するのみである。
信じない方もいらっしゃるかもしれないが、あるタイプの犬は本当に観客の
ウケを狙う。おゾイはこれでもかと繰り返す。
おゾイとは一度ゆっくり話さなくてはいけない。と思う。
ロングステイもAKC同様に他の出陳者と行うので時間があった。
急いであ~ちゃんの様子を見に行くと予想通りであった。。。
クレート付近は何度も何度も吠えた際に飛び散った涎で濡れていた。
体温は上がり、息が上がっていた。
あ~ちゃんには我が家に来る前の大きなトラウマが起因と思える
分離不安症という問題がある。
問題と言うよりも、ここまで行くと病気に近いと思う。
「ウチの子は分離不安で。。。」と仰る方は多いが
ワタシはあ~ちゃん程の症状を未だかつて見たことがない
海外から来日した問題行動対処が専門のインストラクター達に
何度も何度も相談した。
ワタシが今までに行ってきた事を踏まえて話し合ったが
彼らの答えはいつも同じで今以上の改善は難しいと言われた。
あ~ちゃんの辛い気持ちを変えたい
ココロの苦しさを和らげたいと思った
知り尽くす限りの方法を用いて少しずつだが緩和されてはいた
時々のパニックを除いては。。。
あ~ちゃんの問題に絆創膏を張るような対処をして
おゾイのロングステイに向かおうと思ったところ競技会を主催している
ジムのスタッフがワタシたちの為に入り口に近い駐車場を空けてくれた。
地獄に仏であった。
ロングステイも無事終了しジャッジに"nice work "と言われた。。。と言うことは
くおりふぁいっ?やたっ!!!
おゾイを小脇に抱え、あ~ちゃんの元に走る
ごめんね。ごめんね。ごめんね。。。でも、大丈夫。オカサンがついてるからねっ!
コメディエンヌおゾイをクレートに放り込んで?あ~ちゃんと競技会に向かう
あ~ちゃんの出陳まではもう一グループ分待ち時間があったので
競技会場に近い涼しい場所でT-タッチをした
クォリファイなんて出来なくてもいい
いつものように大好きな場所で楽しんでいるあ~ちゃんでいて欲しい
そんなワタシたちの事情を知らない友人がロングステイで
隣になるから側に置いちゃお~。と空気も読まずに犬を寄せてきたので
「今近寄ったらワタシが噛むわよっ!」と脅したら一メートルくらい引いたので
事情を話した
ごめんなさいと誤る友人に悪かったとは思ったが(特に競技会場では)
人にはそれぞれの事情がある事を察して欲しかった
そしてワタシはいつもと同様に嫌われKimmyとなる。。。(^^;)
側を通りかかったK姐さんが心配そうに声をかけてきてくれた
「大丈夫。少し落ち着いたらいつも通りに楽しめばいいのよ。ね♪」
ありがとう(;;) こんな時には何気ない言葉が大きな助けになる
K姐さんと大好きなRクンも側にいてくれたせいか、あ~ちゃんは
少し落ち着いてきたように見えたので、ついでにボディラップも巻いてみた。
心地良さそうに目を綴じるあ~ちゃん。あぁ、良かった。。。
ちょっとウォーミングアップした。いつもくらいにはアテンションも上がった。
あ~ちゃんの出番だ。
練習気分でリンクに入る。
「頑張ってください」とジャッジ。
「ありがとうございます」と応えて競技に入る。
脚側中、ジャッジの支持で止まる。
あ~ちゃんを目線で見ると「にっこり」笑った。
「これでいいんだよね?」
彼女の声が聞こえてくるようだった。
一つ一つの競技の間は声をかけても良いし誉めても触っても良い。
あ~ちゃんが不安にならないように誉めると何を勘違いしたのか、
サブジャッジや通訳さんにうひゃうひゃとご挨拶。
「もしもし、まだ終わってませんよっ」のワタシの声に場内大爆笑。
皆がワタシとあ~ちゃんのお笑いパフォーマンスを待っていた!?
それでも競技はなんとかこなし、残すはロングステイ。
ロングステイでは犬だけが並びハンドラーは3~4m離れる。
オスワリの途中、横の犬が伏せてしまうとつられて伏せてしまう犬も出てくる。
競技の中でも特に緊張する瞬間だ。
ジャッジの指示により、ハンドラーは一斉に支持される場所に離れる。
最近のあ~ちゃんはストレスと生来のLazyさ故か勝手に伏せてしまう。
今日もその雰囲気を見せたので眼力で?思い止まらせた(笑)。
ジャッジに"Good job"と言われた時その場で気を失いそうになったのは
記すまでもない(苦笑)。
その後、SubNoviceが終了し結果発表。
今日の望みはQualfy
と、思っていたら。。。なんと、おゾイちゃん5位!そんでもって、あ~ちゃん2位!!!
うひゃ~。驚いたっ!
因みにK姐さん3位!
2人で顔を見合わせた。
そしてにっこりと笑った。
Rクンもあ~ちゃんもこれからOpenに挑戦だ。
一緒に練習しようね。UDもねっ(^^)。
帰宅後、祝杯をあげてホッと一息。。。である。。。
アジリティは楽しい フリースタイルも楽しい
でも、その基本となるオビディエンスがワタシは一番好きな気がする
一つ一つの問題や犬が苦手と思う事を克服していくのは正直言って
辛い時の方が多い気もするが克服できた時に感じる喜びが大きいのも事実
この楽しみと喜びを教えてくれた犬達
付き合ってくれいてる犬達に感謝である。
そして楽しみを分かち合える先生方と友人達にも感謝感謝なのである。
おゾイの5席メダル。
あ~ちゃんのメダルは日付と名前を入れて頂き、後日送付されます。
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