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2006.07.07

Kate

7月7日はKateの命日。

レバーカラーの美しい犬だった。

その美しさは病で寝たきりになっても衰えず、初めて会う人を驚かせた。

大らかで暖かく、いつも家族や友人達のことを気にしている犬だった。

アメリカ人のL先生はKateを「昔ながらの古風なタイプの犬」で

「彼女は自分にとって今でも敬愛する存在」と仰って下さる。

Kateはどんな相手にも思いやりと愛情を持って接した。

事情があって預かった子犬も成犬も彼女には安心して任せられた。

犬がどれだけ深い愛情を持ち、忍耐強い生き物であるかということを

物分りの悪い頭でっかちの人間であるワタシに一つずつ教えてくれた。

先天性の遺伝疾患が引き起こしたような事故で足が1本不自由になって

しまった時、その事情に怒りを通り越し絶望感すら感じていたワタシを、

ヘラッと大きな口をあけて笑ういつものKateSmileを見せて励ましてくれた。

いつでもワタシの心の中にはKateの大らかな笑顔がある。

稚拙で陳腐な言葉をどれだけ並べてみても、彼女が残してくれたものを

表現することは自分には難しくて出来ないと今更ながらに気づく。

それほど大きなものをワタシの心に残して旅立っていった彼女に

自分は感謝の一欠けらでも返せたのたのだろうかと今でも考える。

彼女が望むことを提供できていたのだろうか?。

寂しい、苦しい思いをさせてはいなかっただろうか?。

愛情という言葉を借りたただの押しつけではなかったか?。

こんなことを未だに考え、ぐじぐじしているちっぽけなワタシを見てKateは

大きな世界を自由に駆け巡りながら、Get Over It!(乗り越えろ!)と

笑っているかもしれない。

それとも、もう次の世界を選んで生きているだろうか。

P1000709

~Kateのパープルレイン号~

「Kateの真っ赤な乳母車」同様、今はKateと同じ苦しみに耐えるワンちゃんの

お役に立っています。

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Kate」カテゴリの記事

コメント

kimmy家のワン達のことは、ずっと忘れません。
Kateは私が初めて会った、レバーカラーのフラットでした。
明るくて元気で、ポジティブだったと思います。
本当に最後まできれいだったよね。

私もう~に~の寝顔を見ながら、「いつも人間の都合に合わせた、不自由な生活を強いているなー。ごめんね」と反省します。
私はう~に~と暮らせて幸せだけど、う~に~は幸せ?とグジグジ考えたりします。
でもう~に~は、そんなことは考えたこともないって顔して寝ています。

kateちゃんは本当に明るく優しい女の子でしたね。
milkyにもやさしく接してくれた事が、昨日のように思い出されます。
7月7日…kimmyさんにとっても特別な日なのですね。

七夕はmilkyが我が家へ来た日。
私にも忘れられない特別な日です。昨日は想い出にどっぷりと
浸っていました。
今頃虹の橋の向こうで、元気に仲良く駆けっこしているかも
知れませんね。

うにまいす さま

我が家の犬達のことを忘れないでいてくれてありがとう。

彼等から与えられる幸せと同じものを返す自信はやっぱりない(苦笑)。そんなことを彼等が望んでいるとは思えませんが、一緒にいてくれる事に感謝することだけは忘れないでいたいですね~(^^)。

ミルママ さま

ミルママさんにとっても7月7日は特別な日でしたよね。

思い出の日々は、ついこの間のようにも思えるし、
遥か遠い昔にも思えますね。

今、そばにいてくれる命と共に過ごすことはワタシ達に
エネルギーを感じさせてくれますが、大切な思い出たちは
心の中でとてつもなく大きなエネルギーに育っていく感覚を
うけます。

ミルちゃんとケイト、それにサンディが加わって仲良く
駆けっこしている姿を想像するだけで自然に顔が
微笑みを作ってしまいます。。。(^^)

7月7日はお互い、どっぷりと思い出に浸りましょう。。。

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