Indy
今のアタシは散々泣いて
泣いて泣いて泣いているけれど
それは哀しいからじゃない
本当に
今日
久しぶりに逢えて
嬉しかったの
ありがとう
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今のアタシは散々泣いて
泣いて泣いて泣いているけれど
それは哀しいからじゃない
本当に
今日
久しぶりに逢えて
嬉しかったの
ありがとう
インディとの最期の撮影だった
暫くして
あの憎たらしい病がインディとワタシを別れさせた
彼の死後この本は発売されて
あちこちの本屋で平積みにされているのを見る度にワタシは泣いた
インディとワタシの事を知っている方は今はもう少なくなってしまったが
当時
ワタシ達が特にお世話になった方にこの本にメッセージを添えて贈らせて頂いた
メッセージの内容は
.。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。.
彼に一目惚れで毎夜夢見て迎えたものの
ヤンチャで手におえない相棒で
一緒懸命頑張ったけど
未熟なワタシは散々空回りして
だけど大好きだから何とかなりたくて
出来るだけの時間を過ごした
この撮影は『是非お願いします』と名指しで頂いて
とても嬉しく喜んでお受けした仕事で
撮影現場(現在お猿騒動の勃発している辺り)に行くのに
黒塗りの車が迎えに来てワタシ達は相当驚いたけれど(笑)
とても満足のいく仕事が出来た日だった
.。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。.
とか何だかそんなコトを記した気がする
思い出してみれば つい昨日の事のようだけど
今でもワタシは結構な年を重ねた気がする。。。 (´ω`)
だけど
アタシの色男インディはずっとずっと若くて美しいまま
いつか逢う時にオバアチャンになっていても判ってくれるのかなぁ。。。。。。。
大好きだったIndy
ワタシの手も若い気がする。。。(^ω^;)
Indyがっ!!!!!
古本屋の店先を覗いたら
どこかで見た気がするムック本
手に取ってみると読んだ事のあるような内容
だけどコの手の本は大抵似ているもんね。。。
そう思いながらページを捲るとそこには。。。。。。。
今だって
とても悲しい
会いたいよぉ〜
諸事情で
3歳になる頃に家族になったIndy
9歳2か月で亡くなる日までワタシの大切な一部でした
13年前の今日 憎たらしい病気の結果 いなくなってしまって
それからのワタシは 周囲が心配するほど 憔悴していました
13年経って。。。
生きる事のゴールは死だということは理解したものの
張り裂けそうな苦しみと哀しみを享受しようとして飲み込まれる愚か者
これから先もずっと。。。
それを続けようとしているワタシにつける薬はないかもしれません
だけど
ヤめられないんだよなぁ。。。
我が家では未だに亡くなった犬と猫達のお骨の行き場所(置き場所?)
を見つけられずにいる。
だから彼らとの思い出は各々の箱?という形になって常に私達の側にある。
これが良いことなのかどうなのかは解らないが、何の祟りもないし(笑)、窮屈さも
感じないので当たり前のようにしている。
気づくと母がその場所に可愛らしい真っ赤なバラの花を飾っていた。
今一緒に過ごしている犬達の競技会等々で忘れていたわけではないが、
Indyの命日だった。
早いもので、もう10年以上が過ぎていた。
彼は9歳と3ヵ月でこの世を去った。
命を奪った原因は当時の私たちでは到底太刀打ち出来る相手ではなかったが、
それでも早過ぎると思わせる旅立ちだった。
いつ終わりを迎えるか解らない毎日を祈るような気持ちで生きていた。
Indyの身体の中で猛威を振るう恐ろしい病と共に彼が去った後の私は抜け殻だった。
寝ても寝ても足りないくらいに眠り続けた。
「ペットロス」という言葉が大嫌いなのはその頃と今も何の変わりはないが、
その頃の私は多分、深い深い喪失感の中にいたのだと思う。
Indyの看病をしながら良く聴いていたのが"Punch Drunkard"というアルバムで、
その中のある曲は聴く度にIndyと自分を一つだと思わせてくれた。
だが、Indyが去った後、私はそのバンドの他の曲もアルバムも聴けなくなった。
その位に私は感情的で感傷的だった。
普通に笑ったり、Indyが亡くなったことを過去の出来事として人に話せるように
なったのは一体いつだっただろう。
Indyの命日に久しぶりに彼と一緒に聞いていたアルバムを聴いた。
初めて出会った日からの沢山の思い出は、まるで昨日の出来事のように
私の中に蘇った。
とても甘く熱い思い出だったが私は涙を流さなかった。何故だかは解らない。
Indyの死を10年の月日が越えた。
何の感傷も起きないというのは全くの嘘になるが、日を重ねるに連れて
Indyのことを考えない日の方が増えていたのは事実だ。
一昨年旅立ったKateやSandy達のことを思い出せば、あっという間に涙が溢れる。
だがIndyに対してはそれがない。
彼がいないのは寂しい。その気持ちに変わりはない。慣れたのだろうか?。
次の目的を求めて生まれ変わった動物とはコンタクトが取れなくなる。と
アニマルコミュニケーションの先生は言った。
アニマルコミュニケーションの考え方が未だ理解できていない私は全てを丸呑みに
信じているワケではないが、この言葉だけは素直に私の心に広がった。
彼は新しい世界を見つけた。だから私を感情的にすることもない。
彼は新しい世界で生きている。だから私の感傷も少しずつ薄れている。
きっと、そうやって皆生き続けるのだろう。
Indyのエネルギーは私の心の中に。
彼は新しい生活の中に。。。
何の不思議もないし不安もない。
お互いに「生きて行く」だけなのだ。
彼は生まれ変わったのだろう。
そんなことが何となく理解ったのは、10年経った後だった。
出会った頃のIndy。
デジカメなんてない時代の色褪せたアナログ写真です。
色褪せた写真~♪(古いなぁ~。ご存知の方いらっしゃいますか?/笑)
当時、チョークチェーンなんて使っていたのも、種オスだった彼を無理を言って
譲ってもらったのも、全てが遠い思い出です。
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